あけましておめでとうございます。

新しい生活様式で迎えたお正月。様々な思いで新年を迎えたのではないでしょうか?

仕事柄、マスク生活には慣れていますが、マスク越しではなく、いろいろなところに行って、美味しい空気をたくさん吸える日々が来ることを願っています。

 

患者さんとお話する中で、自粛生活でお家にいる時間が長くなり、食事を取る回数や間食の回数が増えたという方が多い印象を受けました。

おうち時間が長くなると、ついついお砂糖の入った飲み物をチビチビと飲んだり、お菓子をダラダラ食べてしまったりということがあるかと思います。

 

意外かもしれませんが、私たちの歯は毎日溶けたり、修復したりを繰り返しています。

通常お口の中は中性に保たれています。食後は食べ物の酸や、口腔内細菌が食べ物を分解する時に出す酸で、お口の中が酸性に傾きます。そうすると歯の表面が溶けてしまいます。(脱灰といいます)

その時に活躍するのが唾液です!

唾液はお口の中を洗い流し通常の中性に戻し、さらに唾液に含まれるカルシウムイオンなどが脱灰した歯に浸透して元の状態にもどしてくれます。(再石灰化といいます)

 

つまり、溶ける⇄修復するを繰り返し、

 

・修復する力が勝てば健康な歯でいられる!

 

・溶ける力が勝てば穴が開いて虫歯になってしまう‥

 

というわけです。

 

唾液の力を発揮できるのは食後40分後、歯が元に戻るまでに3時間はかかると言われているので、間食が多いとそれだけ溶け出す時間が長くなるので、ちょくちょくジュース、おやつを取る方は要注意!

しかし、全く甘い物は取らない!おやつは食べない!というのも寂しいもの‥。

間食としてではなくデザートに食べる、完食の時間をきちんと決めるなど工夫して楽しみましょう。

 

普段意識しませんが、唾液の力は偉大です。

歯の再石灰化、消化を助ける、洗浄作用、抗菌作用などなど‥とても働き者です!

お口の中を潤しておく事は虫歯予防や感染症対策につながるので、よく噛んで唾液をたくさん出しましょう☻

 

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歯科助手 今