大変な一年も もうすぐ終わりを告げようとしています。
どのような年末をお過ごしですか。訪問歯科衛生士の赤松です。
私たち訪問歯科衛生士は施設や居宅に伺い口腔ケアや機能評価訓練をしています。
食べて話して、笑ったり、歌ったり‥咀嚼するだけでなく人としての尊厳の器官であるお口を守る為に日々奮闘しています。まぁ、ずいぶんと大上段ですが‥(*^^*)
お口を見せていただきながら、よくこんな話をしています。
「○○さんのこの歯は○○さんが六つか七つの頃に生えてきた歯ですね」
「あら、そうねぇ~」
「○○さんと人生を共にした歯なんですね~」
うふふと笑ってくださいます。
小さい頃の思い出をお話して下さる方もいらっしゃいます。
そんなお話を伺いながら 私もとても嬉しくなります。
大事にしましょうと声をかけながらケアを続けます。
『人は歯を以て命とする故に 歯 という文字を 齢 よはい ともよむ也』
ずいぶん前に恩師から教わった貝原益軒の言葉ですが
私自身も年齢を重ねて、また長く歯科衛生士という職業に就き訪問歯科に携わるようになり益々、この方のこの一本をどうやって守るか、を重く感じるようになりました。
さぁ来年も、人生の先輩方との時間を大切に、コツコツお仕事してまいります。
いがらし歯科医院の若いスタッフからも 今年は帰省せずにいつもとは違う年末年始を迎えるという声が聞こえています。
ちょっと切ないけれどお互い小さなあたり前を噛みしめて温かく過ごしましょうね。
【 年末年始休診のお知らせ 】