天使回想録

ご無沙汰しております。えむしまです。

医院の2階で、ひそかに庶務事務を担っております。

以前近況報告で申し上げた通り、社労士の資格取得を目指しているものの、

玉砕が続いて心が折れかかり、

とにかく何か成功体験が欲しくて、今年は社労士は受けずにFP2級を取りました。

受検料もえらく値上がりし、落ちる前提では受けにくくなってしまい・・・

この際、オリンピックの年に受けることにしようかな・・・って、すぐじゃない??

 

↑ 近所の喫茶店に仲良しのニャンコがいます

 

先日、市役所の廊下を走ってきた小さな天使が、私に元気よくぶつかってきました。

慌てて支えたら、前2本乳歯の抜けた、満面の笑み。なんとかわいらしいこと!!

そういえばうちにもこんな天使がいたなあ・・・と、遠い昔にしばし思いを馳せ・・・

 

わが子がフルートを習いだしてしばらくした頃、乳歯が抜け始めました。

生えてきた永久歯の1本が不思議な形をしていて、

本来の歯に八重歯がくっついて、1本になっているような、

口を閉じると少し盛り上がるような状態でした。

 

これをどうすべきか、小さなアマチュア楽家の親としては非常に悩みました。

当院に通っていたので、院長に相談したところ、抜歯を勧められたのですが、

フルートで良い音がやっと出せるようになってきたところだったため、

今このタイミングで抜き去ってしまってよいものか、迷いに迷って、

結局決断できずに、そのまま残しました。。

 

その後、長い間、音色面が低迷し続けたことを思い返すと、

口腔内の形態が大きく変動しているあの時期に、思い切って抜いてしまえば、

子どもならではの柔軟性で、その状態にすぐに適応し、

もっと早い段階で、上達の糸口を掴めたかもしれなかったなあ・・・

 

子育てに正解は無いとは言いますが、

本当にあの時どうすればよかったのかと、今でもくよくよ考えてしまいます。

素人があれこれ思い悩まず、スパッと院長の仰るとおりに抜いておけば、

本人も良い音を出すのにさほど苦労しなかったかもしれません・・・(-"-)

 

↑ 不思議な歯は外見上は目立たなくなりました

 

そして時は経ち、来年、20年目にしてフルート講師のはしくれとなります。

くだんの不思議な歯とともに。

私はかねてより、わが子の最初の生徒になる宣言をしていましたので、

いよいよこの秋から、先取り練習を始めました。

何ごとも最初はただただ難しいもので、指は動かず息は続かずの苦悩の日々ですが、

一番驚いたのは、とにかく酸欠で立っていられない!!

1曲吹いては座り込み、2曲吹いては横になり・・・

子どもが幼少時によく眩暈を訴えていたのは、このためだったのか・・・

原因が分からず悩んでいた当時の私に、教えてあげたいです。。

 

来年、晴れて生徒第1号になった暁には、

レッスン中、音は出ずとも立っていられるように頑張ります。(目標低設定)

 

えむしま