臨床歯周病学会に参加してきました

 

こんにちは。歯科衛生士の大藤です。

 

 

 

暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか(^^)?? 

 

 

 

私は先週、当院の衛生士のメンバーとパシフィコ横浜で行われた「日本臨床歯周病学会40周年記念大会」に参加してきました。

 

 

 

 

 

今回は「歯周病のトータルマネジメント」というテーマが掲げられ、

さまざま方面から歯周病にアプローチした多種多様の講演を受講することができました。

 

著名な先生方の演題はどれも魅力的で

自分が受けたい講演を選んでスケジュールを組むのが難しかったです(^^;

 

 

 

 

例えば

インプラント周りの歯茎や骨に起こる「インプラント周囲炎」についての講演では

 

インプラント周囲炎にならないように

どのようにセルフケアを行っていただくのが良いのか、

また、歯科に受診された際に我々がどのようにプロフェッショナルケアをすると良いのか、

講演して下さった先生の医院で実際に取り組んでいるケア方法をご教示いただきました。

 

 

オススメのセルフケア用品も教えていただいたので、さっそく患者さんにお伝えできればなと思います(^^)

 

 

 

 

 

 

また最強の歯周病菌とされている「Pg菌」についての講義もとても興味深かったです。

 

 

 

Pg 菌は歯の周りの組織を破壊したり、歯茎の炎症を促進させたり、歯周ポケットを深くしたり、他の歯周病菌たちのリーダーとなって歯周病をグングン進行させていく、

いわば私達の天敵です!!

 

またPg菌は糖尿病、関節リウマチ、認知症動脈硬化などの深刻な病気と関係していると報告されています。

 

そんなPg菌の攻撃を抑制してくれるという、「クルクミン」という成分について新たに知ることができました。

クルクミンは皆さんご存知のウコンに含まれる黄色い色素です。

 

 

今後クルクミンが、歯周病と戦う私達の武器になってくれるといいなと思います!

 

 

 

 

 

これらの講演の他、

実際の手技に関して手取り足取り教えていただけるハンズオンコースも受けてきました。

 

 

 

コースの内容は

*スケーラーのシャープニング

(歯石をとる器具の刃の研ぎ方)

SRP

(歯茎に隠れている歯石を除去して歯の根の面をツルツルにする事)

です。

 

 

実際に歯の模型を用いて手技のアドバイスをマンツーマンで頂いたり、日頃疑問に思っていた事を直接先生に質問することができ、

歯周治療のスキルに関して不安に感じていたことが解消されました。

 

 

今回教えていただいたことを繰り返し練習してしっかり身につけていきたいと思います。

 

 

 

 

 

私は今回初めての学会参加でしたが

沢山の学びを得ることができました。

 

学会参加にあたりお休みをいただく事になり、診察予約の変更をしていただいた患者様にはご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。

ご理解いただきありがとうございました。

 

 

今回の学会で学んだことを活かして、衛生士一同今後も歯周病治療に努めてまいりたいと思います!

 

 

 

 

会場から見える景色がとても綺麗でした(*^^*)