食べて元気に!

歯科衛生士の中村です。

涼しくなったり、少し暑くなったりと、季節の変わり目は気温が安定しませんね。着る物にも困ってしまいます。

例年ですと、今くらいはまだまだ暑い日が続いたりしていたような気がします。

やはり気候の変化を感じずにはいられません。

人間は昔から様々な変化に対応して生きてきました。

変化に対応することで進化もしてきました。

進化と言って良いのか分かりませんが、人間の平均寿命も延びています。「人生100年時代」という言葉もよく耳にします。

1950年の平均寿命は男性58.00歳、女性61.50歳。

2016年では男性80.98歳、女性87.14歳

そして、2050年には男性83.55歳、女性90.29歳と見込まれているそうです。

やはり人間は進化していると言ってもいいのではないかと思ってしまいます。

 

健康寿命」という言葉も最近耳にするのではないでしょうか。厚生労働省のHPによると、健康寿命とは、「WHOが提唱した新しい指標で平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間。」とありました。元気に自立して過ごせる期間のことを示しているようです。

2018年発表の厚生労働省のデータによると、健康寿命と平均寿命の差は、男性で8.84年、女性で12.35年だそうです。

ちなみに神奈川県の健康寿命と平均寿命の差は、男性9.31歳(全国12位)、女性12.92歳(全国14位)となっていました。

 

健康寿命、少しでも延ばしたいものです。

 

歯科もこの健康寿命を延ばすことに一役買っています。元気でいるということは、必要な栄養を摂ることから始まります。食べなければ元気も出ません。食べるためには健康なお口が必要です。

食べるために1番重要なのは筋肉です。くちびるやほっぺ、舌の筋肉、飲み込む力が適度に保たれてれいるか。そして、咬むための歯があるか。ご自分の歯を失っていても、しっかり合った義歯があれば問題ありません。

最近咬みにくくなったとか、むせやすくなったとか…もしかしたらお口の筋肉が少し弱ってきているかもしれません。最近足腰が弱ってきたなと感じたら、お口の筋肉も弱ってきているサインかもしれません。気づいたことがありましたらいつでもご相談ください。

 

義歯も段々と合わなくなってきたりします。美味しく食べるためのとても大切な体の一部です。何か少しでも不具合があれば、いつでもお声がけください。

 

いがらし歯科医院では訪問診療も行っています。歯医者に行きたいけど行けなくなってしまった、連れて行きたいけど連れていけないという方は是非お声がけください。

お口の中のケアを行うとお口を刺激するので認知機能の低下を抑制するという研究データもあります。寝たきりになったり、活動量が減るとどうしても認知機能は低下傾向になります。お口を動かして刺激するということはとても大切なんですね。

そして、お口の中の問題には意外と気付きにくかったりします。

もしかしたら介護している方が食べてくれないのはお口の中に問題があるのかもしれません。

どうぞお気軽にお声がけください。

 

どうしても硬いものは食べにくくなったりします。そんな時はご自分の咬む力に合った柔らかさに調理することも大切です。

調理が大変な場合は、便利なレトルト商品もあります。

例えば、

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レンジで1分10秒。

温めなくても食べられます。

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お粥に具が小さく柔らかくしてあるカレーがかかっています。結構美味しいです♪お米の粒感も楽しめます。カレーもほどよくスパイシー。

美味しいって幸せです。

空腹は1番の調味料といいます。外出が制限されている中、運動不足になりがちです。お家でラジオ体操(しっかりやると結構きついです)をしたり、座ってちょっと足踏みしてみたり、玄関や窓を開けて深呼吸して思い切り外の空気を吸ったり、できる範囲で身体も動かして、お腹を空かせて、1番の楽しみの食事を楽しみましょう♪♪♪