訪問口腔ケア

外では、蝉が鳴いています。お盆も過ぎ、夏休みももう少しで終わりますね〜 
皆様、いかがお過ごしですか??(^○^)
    
私が当院で訪問口腔ケアの仕事を始めてもう5年になります。

今回は往診で担当させて頂いているH様の事を少し、ご紹介したいと思います。   
1年ほど前にご家族から「口腔ケアに来てほしい。」との依頼がありました。
現在歯科衛生士2人で、月に2回ほど施設に伺っています。

認知症で、最初は、こちらから「お口を開けて下さい」や「うがいをして下さい」というお願いをしてもあまり反応がなかったのですが…。
いろいろと話しかけたり、お顔や唾液腺のマッサージをしたりしていくうちに、
お顔の表情も変わり、お口も、開けてくれる様になってきました。
さらに今では、「こんにちは」と挨拶すると、少し微笑んでくれます。(*^_^*)

先日、H様がむせたりする、という事で、施設の方から食形態を少し変えたい
とのお話しがあり、歯科衛生士3人でお昼のお食事の様子を見てきました。

前にも、一度お食事の様子を見た事があるのですが、、、、前と比べると、
食べ物をお口の中に持っていこうとされません。
でも、姿勢等を正し介助してあげると、しっかりと噛んで舌を動かして、飲み込んでいます。
飲み込む音も正常です。機能的には、問題ありません。
                 
これらの所見について当院歯科医師とデスカッションした内容を施設のケアマネージャーの方に伝え話し合った結果、ご飯は、常食で(ペースト状にした物でなく)、おかずは一口大で、という事に決まりました。

介護を受けているご高齢の方にとって、お食事は大きな楽しみであり刺激になります。例え認知症の方であっても同様です。
お口からしっかり噛んで召し上がって頂く事は、体力・気力を保つためにも重要です。

今後も患者さんに寄り添い、介護を担当しているご家族や施設職員の方とご相談しつつ、可能な限り通常のお食事を、安全に召し上がって頂くよう取り組んで行きたいと思っております。


さて・・・
  
お家の庭にある柚子の木、随分伸びてきて、大きくなってしまいました。  
そろそろ切らなければ・・・・と思っていたのですが、すでに実がなっていて、
切るにはもったいない気がして・・・(・_・;)

秋になれば、熟して黄色くなり、鳥たちが食べてくれるでしょうね〜♪ 




    
歯科衛生士 ふじと