はじめまして。

こんにちは。4月よりいがらし歯科医院にお世話になっています歯科医師の輿です。これからどうぞ宜しくお願い致します。

4月27日から29日にかけて、福岡市で開催されました第15回日本口腔ケア学会学術大会に医院をあげて参加してきました。
学会では歯科医師、歯科衛生士、医師、看護師、言語聴覚士、管理栄養士など様々な職種から参加があり、病院、介護施設、リハビリ施設、在宅といった様々な場においての口腔ケアの実情、取組み、課題、これからの展望について活発な意見交換が行われていました。

ご存知の通り、口腔は「食べる」、「喋る」といった人として生きていくための非常に大切な器官です。いま急速な高齢社会を迎える日本において、高齢者の方が健康で元気な生活を送るためにも口腔機能の健康保持は重要な要素であり、そのためにも歯科だけでなく多職種で協力連携して地域ぐるみで口腔ケアを実践していくことが大切であることを学会を通して感じました。

いがらし歯科医院では外来診療の他に湘南鎌倉総合病院血液内科と連携して入院患者さんに対して周術期口腔管理を行ったり、リハビリケア湘南鎌倉やグループホーム、患者さんの居宅へと出向き訪問歯科診療を行っています。この中において、口腔ケアはとても重要な要素を占めます。手術や化学療法、放射線療法を待つ入院患者さんに専門的な口腔ケアを行うことによって、原疾患に対する治療が円滑に進みます。訪問診療において適切な口腔ケアを行うことによって誤嚥性肺炎の予防、口腔機能の向上が図れ、口から美味しく食べることのお手伝いができます。口腔ケアを適切に行うことによって得られるメリットは多岐にわたるのです。

今回の学会参加はとても有意義であり、得た知識をスタッフ一同で共有して日々の現場で実践していこうと強く思いました。
今後のいがらし歯科医院に期待して頂ければ幸いです。

歯科医師 輿