院内研修会

今回の院内研修は歯、歯並び・口の健康と姿勢、呼吸との関係でした。

上下の歯列は外側の口唇・頬っぺた、内側の舌・口腔底・口蓋で納まっています。

綺麗な歯並びを作るには、お口周り全体の筋肉、下顎の位置、良い姿勢、鼻呼吸がとても大切なポイントとなります。

下顎骨の内面には舌の筋肉が付着しています。

舌の筋肉は舌骨に付着していて、首が前方に傾くと下顎は後方へ引かれます。

気道が狭くなり、浅い呼吸、口呼吸となってしまいます。

下顎、舌、口唇位置改善の為の姿勢の改善、普段の習癖の改善、姿勢の改善のための呼吸力の維持は睡眠深度を深めます。睡眠中の歯ぎしり、噛み締め、いびき、無呼吸の予防になり、歯列へ掛かる強大な力の減少へつながり、脳、心臓・血圧、肩・腰への負担が軽減されます。

解剖の写真を見て、筋肉やご老人の誤嚥につながる、咽頭蓋の位置を確認し、あらためて、良い姿勢、習癖の改善の大切さを認識致しました。

歯科衛生士 森