春の香りで・・・

北海道新幹線も開通し、色々と時の流れを感じます。

(E5系の写真がないのでN700系です・・・)


さて話は去年末になりますが、スタッフ勉強会にて話させていただきましたことについて書きたいと思います。
題目は「QCストーリーに基づいた改善」です。
以前行われた院内研修にてQC(品質管理)の話があり、これを生かすいい機会だったのでこの題目にしました。
そして実際に取り扱った改善のテーマは「患者さんを待たせてしまう」です。
詳細を書くと長くなるので割愛しますが、実際にどれだけ待たせてしまっているかデータ収集し、現状把握を行う。
そして原因究明、対案の検討・立案までを提示させていただきました。
以降の対案の実施、フォロー、標準化などはこれから行われることと思います。

そもそも患者さんを待たせてしまう原因として考えられるのは
1、 特定の患者さんに時間がかかってしまう
2、 予定外のことが起きる
3、 単純に予約の取り過ぎ
この3つの点だと思います。

1, 2に関してはなくすことはできませんが、そのリスクは減らせる。
そのリスク軽減策を講じることは今回の勉強会でできたと思います。
対案を実行しても状況が変わらなければ策の再検討か予約を減らすしかないでしょう。

問題が起きないためにも重要なのはPDCAサイクルを回すことだと思います。
計画するときに点検やそれに対する処置も考慮しておくべきです。
ただ計画、実行するだけでは問題発生時に対処できないと思います。

ところで私事になりますが、このたび4月15日にて退職させていただくことになりました。
至らぬ点もあり多々迷惑をかけたかもしれません。
ただ、少しでも皆様のお役に立てたのならこれ幸いです。
いがらし歯科医院で得たよいところを最大限に生かし、今後の歯科医師人生を全うしたいと思います。

歯科医師 矢野