歯周病治療の予約について

こんにちは(^^)新型コロナウイルスが流行り始めて数ヶ月経ちました。

これからは新しい生活様式を意識して、新規感染者も減少傾向にあるのでもう一踏ん張りコロナウイルスに負けず頑張りましょう!

 

この新型コロナウイルスの時期に歯科治療の予約はしてるけど、来院を迷われる患者さんは多いと思います。

 

歯科治療は主に歯科医師の治療で虫歯を削って詰める、根の治療などがあります。

もう一つに歯科衛生士による、歯周病治療があります。

今回は歯科衛生士の歯周病治療について、コロナウイルス時期に来院していいのか、来院した方がいいのかについてお話ししていきたいと思います。

 

お口の中の状態が悪く、歯周炎があると、舌やのどの周囲にあるリンパ組織である「扁桃(へんとう)」が常に多くの免疫反応を担わなければならなくなり、免疫機能が無駄遣いされて、全身のウィルスや細菌への免疫対応力が低下してしまいます。

そのため、歯科医院で定期的に歯周病のケアをすることは免疫機能向上させることになります。

 

特に歯周炎の病状が安定していない方は継続して治療を行うことが大切です。

歯周病菌が分泌するプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)は口腔や呼吸器粘膜のタンパク質を分解し、防御機構を低下させるためウィルス感染しやすくなってしまいます。

歯周病菌を含む口腔内のバイオフィルム内のプロテアーゼとプロテアーゼ産生菌の除去はインフルエンザウィルス感染を大幅に防ぐことができるということが証明されています。

新型コロナウイルスの感染も口腔内バイオフィルムがあると同様に感染リスクが高まると考えられます。

口腔内の管理を徹底的に行い、口腔内バイオフィルムを形成させないようにすることは、有効なウィルス感染予防策となります。

(歯周病予防・プロフェッショナル口腔ケアでウィルス感染予防をしよう!参考資料より)

 

継続的に歯周病の管理をしている方、歯周病ポケットが深い、炎症があると歯科衛生士に言われたことがある方、中には基礎疾患をお持ちの方もいると思います。

来院を迷われてる方はまず担当の歯科衛生士、歯科医師に相談してみて下さい。

 

当院は徹底した感染予防対策のもと、治療を行なっています。

歯周病を放置せずコロナウイルスに負けないように歯周病治療をして免疫力を上げていきましょう!

 

歯科衛生士 吉田