かながわ介護予防健康づくり運動指導員

桃の節句も過ぎて少しずつ暖かくなってきましたね。花粉でおつらくはありませんか?

訪問歯科衛生士の赤松です。

いがらし歯科医院の訪問診療では口腔ケアと歯科治療だけでなく 最後までご自分のお口で食べられるよう口腔機能の改善のため 様々なアプローチを行っています。

まずは口腔機能の評価のために、しっかり飲み込む為に必要な舌圧測定や、むせる力がどのくらいあるかを測るためのピークフローメーター等の測定を行いその方に合った機能訓練をご指導しています。


誤嚥を防ぐために重要な姿勢の保持が必要な方には、ご自宅にある古新聞雑誌などを膝が直角になる角度まで床に重ねてガムテープでしっかり巻き、滑り止めマットを敷いた専用の足置き台を作ることも私の仕事のひとつです。

身近なもので患者さんに役立つ物はないか考えながら100円ショップやDIYのお店で、あの患者さんに使えるのでは…と想像するのも大好きです。

 

昨年 家族で参加した円覚寺での朗読会で教えて頂いた北原白秋の『あめんぼのうた』。
滑舌良く発声するための朗読前のルーティンのひとつです。
これもまた口唇や舌の機能が低下してきた訪問先の患者さんが美しい情景を思い浮かべながら楽しく構音訓練していただくのに最適と思い取り入れて頂きました。

 

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さてこのたび介護予防従事者研修を衛生士2名で受講し合格してまいりました。

  

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これは介護予防事業において、より専門的な指導が必要な場合に、職能団体等の協力、又は専門講座を設けるなどして介護予防の機能強化を図るために設けられた『かながわ介護予防・健康づくり運動指導員』認定制度です。連日他職の方々とみっちり学んで来ました。

 

ちょうどこの研修の前日に、笠間地域ケアプラザで横浜市介護予防普及強化委託事業としての歯科講座を担当してまいりました。
対象は地域活動グループのリーダーさんです。雪にもかかわらず大勢の方々に参加していただき皆さん自分事として(これが大事ですね)熱心に質問してくださいました。

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 因みにこの講座第1回目の講師である作業療法士の金山 桂先生は偶然にも介護予防従事者研修会での講師でした!

コグニサイズなどの実習も楽しくわかりやすい講義ですっかりファンになってしまいました。 

 訪問歯科衛生士として これからも地域の皆さんとちからを合わせて健康寿命の延伸のためにお役にたちたいと思っています。