ロマリンダ大学 インプラント サティフィケイトコース 受講してまいりました

こんにちは。歯科医師の輿です。
先日の土日曜日を利用してアメリカ合衆国カリフォルニア州にあるロマリンダ大学インプラントサティフィケイトコースの第1回目、第2回目を日暮里にあるインプラントメーカー研修センターで受講してきました。このコースは12月までに計8回開催されるもので、インプラント治療の基礎から応用的な治療までを講義と実習を通して体系的に学べるものです。

今回は初回の講義と実習だったため、インプラント治療の歴史、インプラント治療のための診査と診断、インプラントに必要な解剖学、インプラント外科とインプラント補綴についての講義を聞き、実習においては、手洗い方法から手術室のセッティング、基礎的なインプラント埋入と印象採得(型取り方法)を模型を通して学びました。この2日間は、インプラント治療に精通した講師陣からインプラント治療の基礎をしっかり学び直すとても良い時間でした。最も印象に残ったことは、インプラント治療においては確実な診査と診断によって、治療のゴールを設定してから、ゴールに向かって実行していくことが大事ということでした。治療のゴールとはインプラント補綴(被せ物)によって咬合(噛み合わせ)機能もしくは審美性を回復させることであり、そこに向かって進んでいくという補綴主導型の治療計画を立てることが大切であるということでした。

懇親会においては志を同じくする他の受講生とも意見交換や交流を深めることができ、大変有意義なものとなりました。また、アットホームな雰囲気でロマリンダ大学インプラント科で学んだ3人の日本人講師によって講義がされるため、1つの事柄においても多角的な視点から学ぶことができました。

今後は10、11、12月に更なる専門的な治療方法について講義と実習を通じて学んでいきます。今からとても楽しみです。安全なインプラント治療においては専門性の高い知識と技術力が必須です。今回のコースで学んだことは確実に自分のものとし、その知識と技術を患者さんに還元していきたいと強く思いました。

以上、勉強会参加の報告でした。