よろしくお願いします

はじめまして。
訪問歯科衛生士の赤松です。

歯科衛生士になってかれこれ四半世紀余り、臨床業務と地域での歯科保健指導の二足の草鞋を履きながら様々な経験をさせて頂きました。(気付けばすっかり中高年の仲間入りを致しました・・)
おなかの中の赤ちゃんからご高齢の方まで、生涯に渡ってお口と全身の健康を守っていくという五十嵐院長の強い理念のもとで働きたいと思い、4月から当医院でお世話になっております。

いがらし歯科医院ではスタッフ一同、毎週の院内講習をはじめ、各種セミナー、学会などに積極的に参加しています。
今回私も、湘南地域の「人が人を支える在宅医療講演会」に参加させて頂きました。
ここ湘南地域で日々活躍されている先生方、訪問歯科衛生士、管理栄養士、理学療法士作業療法士の方々から大変面白く興味深い沢山の有意義なお話を聞くことができました。

湘南styleの在宅医療〜私たちが大事にしていること〜と題して

栄区にある有床診療所 木村内科胃腸内科の院長木村先生からは、急性期病院から在宅・介護施設への受け渡し機能に加えて、終末期医療・お看取りまで行う地域完結型の有床診療所での運営について。

訪問歯科衛生士さんからは、勤務する藤沢市北部歯科診療所の紹介と誤嚥性肺炎を予防して「最後まで食べられる口づくり」のための口腔ケアの重要性について。

管理栄養士さんからは、フレイル対策の具体的な方法について。食欲不振の患者さんに対する工夫など。経腸栄養剤エンシュアにコーヒー飲料を混ぜることで飲みやすい味になるなど目から鱗のアイデア満載でした。

理学療法士さんからは、正しい姿勢で座ることで呼吸がしやすくなり内臓の動きを良くし口腔運動の最適化にもつながることなど。

そしてドクターゴンこと泰川恵吾先生からは、これからの20年間で我々地域医療従事者が成すべきことについて壮大かつ具体性のある課題を頂きました。

今回の講演の中で、特に心に残った言葉が理学療法士さんのお話の中にありました。

『専門職とはその職業のみに特化するのではなく他職の専門領域と重複する知識を以て自身の専門をより高める。』

いがらし歯科医院では様々な介護施設や居宅での口腔ケア、湘南鎌倉総合病院における周術期口腔機能管理に取り組んでおります。
その中で多職種連携の大切さを実感しながら日々学んでいるところです。

ご高齢の方々のお姿はいつか私たちの行く道でもあります。笑顔のあふれる毎日が長く続きますように。
他職の方々から学び謙虚にチャレンジさせていただきながら地域の皆様の「食べる幸せ」を守る一員として励んでいきたいと思います。

歯科衛生士 赤松