オーラルフレイル研修会

こんにちは。歯科医師の吉武です。
先日、神奈川県歯科医師会が主催する研修会に、院長含めスタッフ数人で参加してきました。


「高齢の“健康寿命延伸”を支える、オーラル・フレイル対応力研修会」と題した研修会であり、とても勉強になる話ばかりでした。

オーラル・フレイルとはあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、直訳すると「歯、口の機能の虚弱」ということになります。

年を重ねると全身の身体機能が衰えていってしまうのですが、その衰えるプロセスにおいて、初期の段階に歯と口の健康が大いに関わってくるのです。

つまり、歯・口の健康をおろそかにすると、噛む力や舌の動きも悪くなるなどから栄養摂取の面で支障を及ぼすとともに、滑舌が悪くなったりすることで人との交流を避けるようになったり、家に閉じこもりがちな生活をおくることで生きがいを失いやすくなったりします。オーラル・フレイルはこうした歯・口の機能低下から始まる、低栄養・身体機能の低下、社会性の低下、精神性の低下、そして虚弱な状態に陥る一連のプロセスの最初の段階なのです。

そこで、若い頃からオーラル・フレイルにならないよう歯や口の健康を大事にすることで、健康寿命を延ばすことができるのです。


いがらし歯科医院では定期検診をおすすめしております。皆様の口の中の健康を守ることで、全身の健康を支えていきたいと考えております。