春風

桜が開花し、春風が心地よい季節になりました。

ふわっと柔らかな空気に包まれると、なんだかそれだけで幸せな気持ちになります。

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《2月 BLS講習会》

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医科では心臓マッサージの事を『シンマ』と…。歯科では浸潤麻酔を意味します。

聞き慣れた言葉でも意味が違う。

身の引き締まる思いでした。

 

《3月 インプラント周囲病変講演会》

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インプラテックスのサミットでは、Renvert教授の3Dプレゼンテーションに刺激を受けました。

Renvert教授は長く臨床と研究に従事された歯周病専門医です。(元スウェーデン歯周病学会会長)

海外でトップランナーとして活躍されるRenvert教授から学んだ事は、今後の臨床で生かせるとても貴重なものでした。

 

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 大信貿易株式会社セミナー

主催:Science & Technology Management

 

これからも笑顔を忘れず、精一杯努力していこうと思います。

 

歯科衛生士 西山

かながわ介護予防健康づくり運動指導員

桃の節句も過ぎて少しずつ暖かくなってきましたね。花粉でおつらくはありませんか?

訪問歯科衛生士の赤松です。

いがらし歯科医院の訪問診療では口腔ケアと歯科治療だけでなく 最後までご自分のお口で食べられるよう口腔機能の改善のため 様々なアプローチを行っています。

まずは口腔機能の評価のために、しっかり飲み込む為に必要な舌圧測定や、むせる力がどのくらいあるかを測るためのピークフローメーター等の測定を行いその方に合った機能訓練をご指導しています。


誤嚥を防ぐために重要な姿勢の保持が必要な方には、ご自宅にある古新聞雑誌などを膝が直角になる角度まで床に重ねてガムテープでしっかり巻き、滑り止めマットを敷いた専用の足置き台を作ることも私の仕事のひとつです。

身近なもので患者さんに役立つ物はないか考えながら100円ショップやDIYのお店で、あの患者さんに使えるのでは…と想像するのも大好きです。

 

昨年 家族で参加した円覚寺での朗読会で教えて頂いた北原白秋の『あめんぼのうた』。
滑舌良く発声するための朗読前のルーティンのひとつです。
これもまた口唇や舌の機能が低下してきた訪問先の患者さんが美しい情景を思い浮かべながら楽しく構音訓練していただくのに最適と思い取り入れて頂きました。

 

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さてこのたび介護予防従事者研修を衛生士2名で受講し合格してまいりました。

  

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これは介護予防事業において、より専門的な指導が必要な場合に、職能団体等の協力、又は専門講座を設けるなどして介護予防の機能強化を図るために設けられた『かながわ介護予防・健康づくり運動指導員』認定制度です。連日他職の方々とみっちり学んで来ました。

 

ちょうどこの研修の前日に、笠間地域ケアプラザで横浜市介護予防普及強化委託事業としての歯科講座を担当してまいりました。
対象は地域活動グループのリーダーさんです。雪にもかかわらず大勢の方々に参加していただき皆さん自分事として(これが大事ですね)熱心に質問してくださいました。

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 因みにこの講座第1回目の講師である作業療法士の金山 桂先生は偶然にも介護予防従事者研修会での講師でした!

コグニサイズなどの実習も楽しくわかりやすい講義ですっかりファンになってしまいました。 

 訪問歯科衛生士として これからも地域の皆さんとちからを合わせて健康寿命の延伸のためにお役にたちたいと思っています。

はじめまして。金子です。

はじめまして。歯科衛生士の金子と申します。

いがらし医院で訪問歯科診療を担当させていただく事になりました。

宜しくお願い致します。

いがらし歯科医院での訪問歯科診療では

噛む力・飲み込む力の検査・評価、むし歯治療、義歯修理、歯周病治療、歯科口腔外科

治療、定期訪問ケアを行っております。

訪問歯科診療・定期訪問ケア | 鎌倉市山崎のまちの歯医者さん「医療法人 樹会 いがらし歯科医院」

 

私は、しばらく歯科業界から離れていましたので今は記憶をたどりつつ

新しい技術、知識を身につける毎日です。

歯科衛生士に復帰するなら訪問歯科診療に携わりたいと考えていました。

それは、身近な家族がきっかけでした。

私の祖母は93歳で現在、私の両親と暮らしています。

週2回デイサービスという日帰りの介護サービスで食事の提供やお風呂に入れてもらっ

たり、刺繍やお人形を作成したりしています。

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うさぎの雛人形

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祖母の刺繍


祖母は数年前に自宅で転倒し圧迫骨折になった事がきっかけで体調を崩してしまい1

人では生活が難しくなった為、母親が介護する事になりました。

歩行が困難な時期は、病院に行くのも一苦労で、家を出て車に乗るところ

から病院での待ち時間の長さなど、行って帰ってくるだけで半日かかってしまう事、

血圧が高い日が数日続き、病院に行くべきなのかどうなのか迷うなど、祖母が大変だっ

たり辛いことはもちろんですが、介護する母親の苦労や心身の疲労がありました。

 

その後、祖母の担当のケアマネージャーさんに相談し訪問診療に切り替えたところ、月

2回の定期訪問診療に加え何かちょっとした心配事など問い合わせたい時に看護師に

電話ですぐに相談出来たり、体調を崩し訪問診療の提携している病院で入院した際は、

歯科衛生士が口腔ケアをしてくれました。

祖母は通院するまでの移動の苦労がなくなり、母も通院の付き添い、祖母の

体調の変化を心配しながら心細くしている日々から、寄り添ってくれる身近なドクタ

ー、看護師がいることにより、安心して過ごせるようになりました。

そのような事を見聞きしているうちに、復帰するなら祖母のように治療は受けたいが、

通院が難しい患者さんの口腔ケアがしたい、介護をしているご家族の方達に寄り添って

少しでも自分の持っている知識、技術、経験が役に立てばと、訪問歯科診療の道に進む

事を決めました。

 

訪問歯科診療では、噛む機能、飲み込む機能が低下する摂食嚥下機能障害など色々と考

慮しながらそれぞれにあった生活の質の向上を考えて治療していかなければいけません。

これから、この専門分野に携わっていく為に、知識をもっともっと吸収していき

患者様、患者様のご家族が気持ちよく過ごしていけるお手伝いが出来ればと思います。

どうぞ、宜しくお願い致します。

 

 

 

嚥下機能評価研修会

皆様こんにちは。歯科医師の志田です。
昨年の10月よりいがらし歯科医院で勤務しております。
歯科医師になって20年余りが経ちましたが、学ぶことは尽きなく、日々仲間と研鑽を積んでおります。どうぞよろしくお願いします。

さて、皆様は誤嚥(ごえん)という言葉をご存知でしょうか。
ご家族、またはお知り合いの方に、むせながらお食事をなさっている方、誤嚥が原因で肺炎にかかられた方はいらっしゃいませんか。
あるいは、予防や様々な治療のため、お口からお食事を取ることができず、鼻、首(食道)、胃に管を入れたり、大きな血管への点滴で栄養を取られている方もいらっしゃるかもしれません。

いがらし歯科医院では、訪問診療、病院での往診、または外来にいらっしゃる患者様の中にも、食事がとりづらく、飲み込みがうまくいかないと悩まれている方が受診されます。
そのような方々に、可能であれば食べたいものが少しでも食べられるように、お手伝いしたいと考えております。

先日、嚥下機能評価研修会に歯科医師3名で参加して来ました。

http://www.peg.or.jp/ve/190120.html

この研修会は、我々歯科医師、歯科衛生士の他、医師、看護師、言語聴覚士、管理栄養士など多職種が参加し、実技演習を交えて検査から診断、治療に関することはもちろん、より安全にお食事の形態を整える製品などについても学ぶもので、大変有意義な研修でした。

お一人の患者様とそのご家族を、多くの専門家がチームとなってお支えし、より良く、安全に食べることを楽しんで頂けるよう、これからも努力して参ります。